世界遺産の建築美
皆さん、こんにちは!
今回はピサの斜塔に関する雑学をご紹介します!
ピサの斜塔は、イタリアのトスカーナ地方にあるピサ市に位置する有名な建築物です。
その独特の傾きで知られる塔には、長い歴史と多くの興味深いエピソードが詰まっています。
今回は、ピサの斜塔にまつわる歴史と特徴について詳しく紹介します。
建設期間
ピサの斜塔の建設は1173年に始まりました。
しかし、塔の建設中に地盤が不均一であるため、塔が傾き始めました。
そのため建設は中断され、その後再開されましたが、傾きの問題が続いたため、何度も中断されました。
最終的に塔が完成したのは1372年で、建設には約200年かかりました。
傾きの原因
ピサの斜塔の傾きは、建設地の地盤が軟らかく、不均一であったために生じました。
建設中に地盤が沈下したため、塔が徐々に傾いていきました。
建設が進むにつれて、労働者たちは塔の傾きを修正しようと試みましたが、完全に直せませんでした。
塔の構造
ピサの斜塔はドゥオーモ広場のカンポ・デイ・ミラコリに建っています。
塔は8層で構成され、最上階には7つの鐘が吊るされています。
塔の高さは約58.4m、総重量は約14,500tです。塔の内側には294段の階段があり、上に登ることができます。
修復作業
20世紀後半には、傾きが進行するのを防ぐための修復作業が行われました。
1990年には塔が一時的に閉鎖され、基礎の強化や地盤の補強などが行われました。
基礎の下に鉛の重りを取り付けるなどの方法で塔の傾きを調整し、進行を抑えることに成功しました。
観光名所
ピサの斜塔は、世界中から多くの観光客を引きつける観光名所です。
塔に上ることができ、最上階からはピサ市内や周辺の美しい景色が眺められます。
また、ドゥオーモ広場全体が歴史的建造物であるため、観光客にとって興味深い場所です。
傾きの角度
ピサの斜塔の傾きは、ピーク時には5.5°ほどでしたが、修復作業によって約4°まで修正されました。
この修正作業によって塔の安定性が向上し、さらなる傾きの進行が防がれました。
建築様式
ピサの斜塔はロマネスク様式で建てられています。
外観には彫刻や装飾が施されており、美しいデザインが特徴です。
特にアーチや柱の装飾が目立ち、建築美を際立たせています。
世界遺産
ピサの斜塔はドゥオーモ広場にあり、この広場全体が1987年にユネスコの世界遺産に登録されています。
広場にはドゥオーモ(大聖堂)、洗礼堂、墓所もあり、それぞれの建築物が歴史的・文化的価値があります。
ピサの斜塔の魅力
ピサの斜塔はその独特の傾きだけでなく、歴史的・文化的な価値が高い建築物です。
塔の美しさや歴史的背景を知ることで、より一層その魅力を感じることができます。
ぜひ一度、ピサの斜塔を訪れてその魅力を体験してみてください!
以上となります!お読み頂きありがとうございました!
こんな雑学が知りたい!などリクエストがありましたら、是非コメント欄にお寄せください!