日本発祥のクリーミーで贅沢な味わいな米料理
皆さん、こんにちは!
今回はドリアに関する雑学をご紹介します!
日本の洋食文化を代表する料理のひとつ、ドリア。
とろけるようなホワイトソースと香ばしいチーズが絶妙なハーモニーを奏でるこの料理は、フランス料理の
影響を受けて誕生しましたが、その歴史は意外にも深いものがあります。
ドリアの発祥と歴史、そして家庭でも簡単に作れるレシピを紹介します。
ドリアの発祥
ドリアは、もともとイタリアにルーツを持つ料理ですが、実際に現代のような形のドリアが誕生したのは日本です。
1925年、横浜のニューグランドホテルでシェフを務めていたフランス人シェフ、サリー・ワイルによって生み出されました。
彼は体調を崩したお客のために、消化に良い料理として考案したのがドリアの始まりです。
ドリアの歴史
ワイルが作ったドリアは、ホワイトソース(ベシャメルソース)を使い、バターライスの上にかけてチーズを載せ、オーブンで焼き上げたものでした。
この料理が評判となり、徐々に日本国内で広まりました。
ヨーロッパでは「グラタン」として似た料理がありますが、「ドリア」という名前で親しまれているのは日本ならではです。
ドリアの作り方
基本的な材料
- ご飯
- ベシャメルソース(ホワイトソース)
- チーズ
- 鶏肉やエビ、野菜などの具材
作り方
- 具材を準備
鶏肉やエビ、好みの野菜を炒めて火を通します。
ご飯と合わせ、バターライスに仕立てます。
- 具材を重ねる
バターライスを耐熱皿に広げ、その上に具材を載せます。
次にホワイトソースをたっぷりとかけ、チーズをふりかけます。
- オーブンで焼く
200度に予熱したオーブンで、表面にこんがりと焼き色がつくまで10~15分程度焼き上げます。
ドリアの栄養価
ドリアは、ご飯、ホワイトソース、チーズなどの食材から成り立つため、カロリーが高めの料理です。
主に次の栄養素が含まれています。
- 炭水化物:ご飯が主成分であるため、エネルギー源となる炭水化物が豊富です。
- タンパク質:鶏肉やエビ、チーズなどがタンパク質を提供します。
- 脂肪:ホワイトソースとチーズに含まれる脂肪が多く、エネルギー源となります。
- ビタミンA・B:特にチーズや牛乳にはビタミンAやB群が含まれています。
- カルシウム:チーズや牛乳から摂取でき、骨や歯の健康に役立ちます。
ドリアの健康効果
ドリアは栄養価が高い一方、脂肪分やカロリーも多いため、食べ過ぎには注意が必要です。
しかし、適切な量を摂取すれば、次のような健康効果が期待できます。
- エネルギー補給
炭水化物と脂質が多く含まれているため、エネルギー補給に最適です。寒い季節や疲労時に温かいドリアを食べると体が温まります。
- カルシウム摂取
チーズや牛乳に含まれるカルシウムは、骨や歯の健康を維持するのに役立ちます。
- 筋肉維持
タンパク質が豊富なため、筋肉の修復や維持に役立ちます。
ただし、脂質や塩分が多いため、ダイエット中や高血圧の人は注意が必要です。
よりヘルシーなドリアを作るために、バターやチーズを少なめにしたり、野菜を多く使うと良いでしょう。
ドリアの名前の由来
ドリアの名前はイタリアの貴族「ドーリア家」に由来するとされています。
ドーリア家とは?
ドーリア家は、イタリアのジェノヴァ(現代のジェノア)を拠点とした由緒ある貴族の一族です。
中世からルネサンス期にかけて、ジェノヴァ共和国で大きな影響力を持ちました。
特に商業や海運、政治においてジェノヴァで重要な役割を果たしており、歴史的にはジェノヴァの発展と深く結びついています。
アンドレア・ドーリアとは?
アンドレア・ドーリアは、ドーリア家の中でも特に有名な人物です。
彼はイタリアの海軍司令官であり、ジェノヴァ共和国の政治家でもありました。
アンドレア・ドーリアは、スペインの皇帝カール5世(神聖ローマ皇帝カール5世)に仕え、ジェノヴァ共和国の独立と自治を守るために戦いました。
彼は特に海軍において多くの功績を残し、その名声はイタリア国内外に広まりました。
彼の戦績や英雄的な生涯から、「海の支配者」として称賛され、イタリア海軍の象徴的存在となっています。
名前の由来についての真偽
ドリアという料理の名前がアンドレア・ドーリアに由来するという説がありますが、これはあくまで伝説的な話であり、明確な証拠はありません。
いくつかの理由でこの説が支持される一方、料理がドーリア家と直接的な関係を持つわけではないともされています。
料理の創作者であるサリー・ワイルが、イタリア料理を意識していたため、イタリアの著名な人物にちなんで「ドリア」と名付けた可能性があります。
アンドレア・ドーリアの名声や英雄的なイメージが、この料理にふさわしいと感じたのかもしれません。
ドーリア家の栄光が、料理の命名に影響を与えたという説もありますが、具体的な料理の発展過程との関連は不明です。
おわりに
ドリアは、歴史こそ短いものの、今や日本の食卓で親しまれる定番料理の一つです。
簡単に作れるだけでなく、具材を自由にアレンジできる点も魅力です。
栄養価が高く、満足感のある料理でありながら、少しリッチな食事を楽しむことができるので、寒い日や特別な日にはぜひ取り入れてみてください。
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以上となります!お読み頂きありがとうございました!
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